猫のケンカは多頭飼いしていると、
よく見かける光景ですよね^^
でも、仲良くじゃれているのか、本気で仲が悪いのか
わからないときってありませんか?
特に、新入りが入って間もないころや、
急にケンカが増えてきたりすると心配になると思います。
猫たちには何か理由があってケンカしていますし、
そのケンカにはルールもあるんですよー。
猫たちだって、「なるべくケンカはしたくない」
と思っているもの。
でも、ケンカしちゃうのはいくつかの原因があります。
それに、ケンカに見えても、
遊びの延長の場合も多いんです。
そんな、猫たちのケンカの理由について、
お話したいと思います。
目次
ケンカの理由
その1 場所やエサの取り合い
普段は仲良しでも特定の場所だけはケンカ勃発!
ってことがあれば、場所取りによるケンカの可能性が大。
例えば、お気に入りの猫タワーの上や、
日当たりの良い場所などなど、居心地良い場所で起こりやすいです。
縄張りで生活するネコにとっては、場所は重要な要素です。
猫にとって快適な場所はどの猫にとっても同じなので、
争奪戦担ってしまいます。
その他、ねこ草の取り合いなど、
モノの取り合いの可能性もあります。
ねこ草やおやつ、おもちゃなども、相手のものが欲しくなって
ケンカの原因になることがあります。
1~2歳ごろは若くて他の猫の存在も意識し始める頃。
相手のものが欲しいという闘争心から
ケンカになることもあるようです。
その2 遊びの延長
二匹で仲良く寄り添ったり、なめあったりしているな~
と思ったら、いきなり片方がガブっと噛み付いたりするなら、
遊びの延長の可能性大です。
仲良さそうにしているのに、突然、首元に噛み付いて、
ゴロゴロと床を転がったら、取っ組み合いのケンカに発展!
お互いに前足をガッツリ組んで、
後ろ足で相手を蹴りまくってる・・・なんて光景はよくあります(笑)
ちなみに我が家では
「なめ合いが始まったらケンカ(遊び)の予兆」です^^
本気のケンカなら、優勢な猫が立ち上がって上を取ろうとするけど、
どちらも寝転がって体勢に上下がなく、同じバランスの場合は遊びの延長です。
特に2歳以下の猫たちのケンカは、遊びの延長の場合が多いです。
それは、成長段階である2歳頃までに、
狩猟に必要な「飛びかかる」「噛む」といった行動などを、
実践を通じて上達させるからなんです。
どれも攻撃行動ばかりなので、遊びを通した学習ですが、
ケンカに見えてしまうんですね。
その3 強さのアピール
相手の猫に対して、額を突き出して耳をピンと張り、
耳の裏側を見せて威嚇するような行動はありませんか?
相手に噛み付いたり、体の上に乗りかかるなどは、
自分の強さをアピールするような行動といえます。
自然界ではケンカに強いほど、
たくさんのメスを得て子孫を残すことができるので、
習性として出て来ることがあるようです。
その4 ソリが合わない
片方の猫が近づくと、もう片方が「シャー!」とか「フー!」とか
威嚇するような行動をとったりすることはありませんか?
また、片方の猫は遊びたそうにちょっかい出しているものの、
もう片方の猫は興味がなくてスルー気味だとケンカに発展したり。
これらは猫同士の力関係が微妙だと起こることが多いです。
ちょっかいを出す側、威嚇を仕掛ける側がいつも同じだったり、
お互いのちから関係がはっきりしていれば、
弱いと自分で認めている猫のほうが謝るのでケンカになりにくいです。
なので、ちょっとした小競り合いが日々起こってました。
でも、寒い時は一緒に寄り添って寝たり、片方が押入れに閉じ込められたりしたら、すぐに知らせに来たりするので、2匹の仲は良いんですけどね~。
ケンカが本気かどうかを見極めるポイント
約2歳以下の猫が混じって入れば遊びの延長
約3歳になるまでは成長段階なので、
生きるために必要な行動を学ぶ、
遊びとしてのケンカをしている可能性が高いです。
約2歳以下の猫が混じっていれば、遊びの延長でしょう。
どちらも2歳以下でないようならば、
本気のケンカの可能性も出てきます。
体勢がいつも一定なら本気のケンカの可能性アリ
遊びならば上になっている優勢のネコと、
下になっている劣勢のネコが入れ替わる傾向があります。
本気のケンカだと、優勢のネコは常に立って
上から攻撃しようとするので、体勢が一定になるんですね。
その他、激しい追いかけごっこでも、
追いかけ合うよう交互になっていれば遊びの可能性が高いです。
ふだん、猫同士が仲良しなら遊びの延長
猫の仲の良し悪しは、2匹が近づくときの行動で判断出来ます。
しっぽを立てて近づいたり、いつもそばにいるようであれば、
仲が良いといえます。
一方、しっぽを下げて相手の目を見据えて近づいたり、
いつも離れていたりするなら、仲は良くないでしょう。
どちらがの猫がケガをしていたら本気
遊びならお互いに手加減してじゃれ合っていますが、
本気のケンカならケガをすることも。
遊びなら爪を出さないように叩いたり、軽く噛む程度ですが、
本気なら爪を出したり、強く噛んだりして相手を傷つけます。
一方の猫から血が出たり、毛がまとまって抜けたりと
ケガをすることがあれば本気のケンカなので、
人間が中にはいって止めましょう。
特にオス同士や2歳以下の猫が混じっていると、
ケンカになりやすいです。
去勢していないオス同士は、
メスや縄張り争いをめぐるケンカが多いです。
また、オスは相手のメスが好きなのに、
メスが受け入れてくれない異性同士でもケンカになることも^^;
もともと、猫の生態では、メスがオスを受け入れるのは発情期だけ。
それ以外の時期は拒絶するからだそうですよ。
猫のケンカの理由とルール まとめ
猫のケンカは若い猫や、仲良しの猫によくあることなので、
基本的には放置して見守っていてOKです。
ただ、本気のときは猫が怪我をする可能性があるので、
やめさせたほうがいいでしょう。
猫のケンカをやめさせる時は、
大声を上げたり怒ったりするのではなく、
猫の気を引く方法がベストです。
例えば「パンッ」と手を叩いたり、好きなおもちゃを投げたり、
カシャカシャ音を出したりするなどです。
別のものへ気をそらすことで、ケンカする気持ちを失わせましょう。
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