愛猫が太ってしまって何とかしたい・・・
そう思っている飼い主さんも多いはず。
我が家もお腹に貫禄のある猫ちゃんがいるので悩ましいところ。
運動させなきゃと思って遊ぶにしても、
太っているので子猫の頃のように飛び跳ねられません><
自分が走り回って猫を走らせようとしてたら、
猫もあまりついて来ない上に、猫より先に疲れたり・・・。
猫をダイエットさせるにはどうしたらいいんだろう?と
悩みますよね。
猫のダイエットは運動よりも食事を減らす方が効果的。
運動も取り入れつつも、積極的に食事を少な目にしていきましょう。
猫ちゃんが太ってしまう原因からも、
適したダイエット方法が見つかるはず。
猫が太ってしまうのは次のようなことが原因があります。
目次
猫が太ってしまう原因
猫が太ってしまう原因はたくさんあります。
突き詰めればどれも「食べ過ぎているから」なんですけど(苦笑)、
ではどうして「食べ過ぎて」しまうのでしょうか?
摂取カロリーより消費カロリーが少なくなるのは、
いくつかパターンがあります。
あなたの愛猫ちゃんもこんな傾向はありませんか?
避妊・去勢手術の後
一番変化があるのはこのタイミングじゃないでしょうか?
我が家の2匹(メス)も生後7か月ごろに、
避妊手術をしました。
それまでは2匹とも、ブログの表紙のような、
ちっちゃくてスリムなボディだったのです。
ところが手術をした後から1年も経たないうちに、
2匹ともぽっちゃり猫に早変わり。
特にキジトラのランちゃんは、
お腹に貫禄をたたえた体になってしまったのです・・・。
これは手術によってホルモンのバランスが変わると、
基礎代謝が落ちて太りやすくなってしまうからです。
特にメスは生殖器にかかるエネルギーが大きく、
体を維持するエネルギーの3割近くを占めることも。
それが手術によって不要になるわけですから、
同じ食事をしていたら太ってしまうのです。
また、手術によって性欲が減るので、
その分、食欲が増えてしまうのも原因です。
色気より食い気・・・というわけですね(汗)
肥満のリスクがあるのに避妊手術をするのかというと、
子宮があることで、子宮の病気になりやすくなります。
オス猫も同様に、生殖器に関する病気のリスクがあります。
それは肥満のリスクよりもリスクも高いこと。
しかも発情期に泣き叫ぶ声を聞くのは、
飼い主にもキツイし近所迷惑にもなりかねません。
猫ちゃん自身もツラいはず。
繁殖の計画がなければ1歳以内くらいの時期に
避妊や去勢の手術をしてしまいましょう。
7歳以上の高齢になった
一般的に7歳から猫はシニアの年代になってきます。
ただ、人間で言えば50歳前後なので、
最近の猫の寿命を考えるとまだ中年くらいとも言えます。
代謝が落ち始めるのは7歳からで、
11歳を超える頃になるとグっと太りやすくなるでしょう。
この時期は、食べる量はあまり変わらないのに、
代謝が落ちるので体重管理が難しい時期。
いつの間にか太っていた・・・となりやすいので要注意です。
一般食や人間の食べ物が多い
人間が食べるものをあげてしまう飼い主さんは多いもの。
「ちょっとだけだから」と思っても、猫の体に対すると、
実はかなりの量になっていることも多いんです
例えばニボシを3本あげても、
人間で言うと20本くらい食べたことに!
小さな小袋に入っているかつおぶし3gをあげても、
人間で言えば18gに当たります。
18gって、25cmくらいのカレー皿に山盛りになる量なんですよ(驚)
そんな大量のにぼしやかつおぶしを食べたら、
その塩分やカロリーはかなりのものです。
ちょっとと思ってあげている量が、
実はものすごい量だというのがイメージしてもらえたでしょうか?
それらに加えて、カリカリや缶詰などの食事をあげていたら、
カロリーオーバーになってしまいます。
また、キャットフードの成分表示に「一般食」と書かれている食べ物は
主食ではなくて、おやつや補助食品の部類に入ります。
主食は「総合栄養食」と表示されたものですので、
それ以外の猫用フードは栄養バランスが偏っている可能性も。
一般食などのおやつの量には気を付けてくださいね。
多頭飼いしている
多頭飼いすると、なぜかその中の1匹が太ってくる・・・
というのは猫あるあるの一つ。
うちも2匹同時に飼い始めていますが、
姉妹で食べるものや運動量もほぼ同じなのに、
1.5~2kgくらいの体重差がついています。
これは、いろんな節があるのですが、
力関係の強い猫が弱い猫の分を食べてしまうとか、
他の猫用の食事をぽっちゃり猫が食べてしまうなど、
飼い主の目を盗んで、その猫が食べてしまって太る事が多いです。
我が家の場合、日中は食事のときに私が見ているので、
自分の食事分しか食べませんが、
夜間は置きエサをしてしまうので、どっちが食べたかわからないんですよね。
2匹の猫たちの力関係はほぼ均衡しているので良いのですが、
痩せてる茶トラの「くぅ」は元々、小食で必要以上に食べないタイプ。
おそらく余った分を、太ってるキジトラの「ラン」が食べてしまった可能性が。
猫は夜行性なので、夜によく食べるので置きエサするのですが、
それも多頭飼いだと、どれか1匹だけが食べ過ぎることになりかねません。
なるべく食事のときに目が届くようにしてあげたいものです。
猫のダイエット方法
猫を痩せさせるにはまず食事制限から。
食事はそのままで運動だけで痩せさせるのは、
非常に時間がかかって難しいです。
もちろん、運動もさせる必要があるのですが、
食事制限と併用して行いましょう。
食事制限と併用しても、1年で1kg痩せられたら優等生です。
人間のように1か月で1kgとか、
そんな早いペースで猫は痩せません><
ゆっくり根気よくダイエットに取り組んであげましょう。
猫を食事でダイエット
ダイエットの基本ですが、必要なカロリー以上は与えないこと!
普段、食事を与えるときに目分量で与えていませんか?
目分量だと猫が食べるだけ食べさせてしまいがちで、
猫を太らせてしまいます。
健康的な体重を維持するためには、それぞれの猫に応じた
一日の必要カロリー量を把握して、それ以上はあげないようにしましょう。
食事の量を把握するためにも、1日の食事量を測るようにしましょう。
キャットフードのパッケージには、1日に必要な量が書かれていますが、
愛猫の運動量に合わせたカロリーを計算して与えるのがベストです。
運動量 | 運動量の目安 | 1日に必要なカロリー量 |
---|---|---|
ふつう | 外に出ることがある。 または室内でもよく動き回る |
90kcal×体重 |
あまり多くない | 室内で時々遊ぶ程度 | 70kcal×体重 |
全く動かない | 夜も昼も寝ている。 また不妊・去勢手術をした後など。 |
53kcal×体重 |
例えば体重が4kgで運動量が普通だったら、
90×4=360kcalになります。
猫を運動でダイエット
運動させるためには、運動できる環境を整えたり、
飼い主さんがかまってあげることが大切です。
猫はずっと同じ環境だったり、刺激のない生活だと、
退屈して寝てばかり過ごしてしまいがち。
家の中を動き回れるよう工夫したり、
こまめにじゃらし棒などで遊んであげるようにしましょう。
家具で段差を作って、階段のように上り下りできるようにするとか、
ジャンプしたり、走り回るような遊びを工夫すると良いです。
1日1回でも猫と遊んであげる時間を取ってあげましょう。
人間のおやつはダメなんですねー。