アニマルセラピーという治療分野があるほど、
動物には人を癒す効果があると言われていますが、
犬と同様に猫もセラピー効果が高い動物です。
不安にさいなまれているとき、イヤなことがあっったときなど、
精神的にショックなことがあると、仕事や物事が手につかなくなりますよね。
最初は些細な事でも、それが慢性的になると
うつ病などのリスクが出てきます。
そんな中、猫がいてくれるだけで、
そういった日々のストレスを解消してくれるのです。
猫を飼っていれば、家に帰ればそこに猫がいるので、
毎日寄り添ってくれます。
何も言わずに寄り添ってくれること、だけでも
実はかなりのいやし効果があるのですね。
猫はあなたの脳内に、精神を安定させる脳内ホルモンを分泌させます。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも分泌させます。
猫と一緒に過ごすことで、何種類もの良い影響を与えるホルモンが
分泌されるのですね。
そうすると、自然に元気な状態に戻っていく…というわけです。
目次
猫が人を癒やしてくれる理由
家に帰れば寄り添ってくれる…なら犬でも他の動物でもいいですよね?
猫が良い理由の1つは、猫はあなたがリーダーだから従っている、
というような条件がないからです。
ごはんをくれるから従う、という打算の関係でもありません。
猫があなたのそばにいるのは、
ただ、自分がそうしたいと思ったときだけです。
猫は群れをなす動物ではないので、
主人への義務感で動くことはありません。
だから、猫がそばに居てくれる時、
「自分は無条件でOKな存在だ」という安心感は、
他の動物とくらべてもとても大きいものがあるのですね。
猫を飼うと増える脳内ホルモン
人間は精神に深刻なダメージをうけるとPTSDになったり、
日々のストレスが積み重なってうつ症状が出ることもあります。
そうした場合の治療として、猫と暮らすことは効果的です。
なぜなら、私達の考え方や感情の多くは、
脳内物質の分泌に影響を受けているからです。
影響を与えている脳内物質は、
1.セロトニン(別名、幸せホルモンとも呼ばれます)
2.オキシトシン(別名、愛情ホルモンとも呼ばれます)
3.ベータ・エンドルフィン(別名 脳内麻薬とも呼ばれます)
こうした物質がありますが、猫との生活の中で、
これらの脳内物質が分泌されるのです。
幸せホルモンの増やし方
幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを増やすには、
早寝早起きが良いとされています。
朝、日の光を浴びて、規則正しい生活をすることが良いのですが、
猫と暮らしていると、自然に早寝早起きになります。
というのも、朝になると猫が起こしに来るからです。
我が家で言えば、ベッドの目覚ましが鳴ると、
部屋のドアの前でニャーニャー鳴いて起こしにきます。
目覚ましが不要な休日も起こしに来るので良し悪しですが、
そのおかげで規則正しい生活が送れています。
猫の体内時計は正確なので、ほぼいつも同じ時間ですね。
また、セロトニンを増やすにはリズム運動が良いのですが、
猫と遊ぶことでリズム運動になりますし、
一喜一憂して笑うこともセロトニンの分泌に効果的です。
このように、猫と暮らすことで自然にセロトニンを増やす
ライフスタイルがおくれるようになるのですね。
愛情ホルモンの増やし方
愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンは、
猫を撫でることで分泌されます。
そして、オキシトシンは心を安定させる幸せホルモン、
セロトニンの分泌も促します。
そのため、猫をなでていてると心が落ち着きオキシトシンが分泌され、
満たされると幸せホルモンが出て、ずっとなでていたくなる…
という癒やしのループが起こるのですね。
猫がなめてくれる皮膚刺激も加わると、
一層、私達の脳に刺激をあたえてくれて、脳内ホルモンが増えるのです。
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